ようこそ入江一子シルクロード記念館へ。
2000年11月に開館したこの美術館は、東京杉並区の静かな住宅街の中にあります。
1950年代から長年住み慣れた阿佐ヶ谷のアトリエを建て直し、独立展や女流展の出品作などを展示しています。その作品の多くは、シルクロードをテーマにしています。
私は1969年から30ヵ国余りのシルクロードの国々を訪れ、時に標高5000メートルの高地で酸素ボンベを背負い、時に馬に乗って移動しテントに寝泊まりしながら、大陸的な風物や辺境に生きる人々を描き続けてきました。
シルクロードはまさに私の画業の歩みそのものでもあります。それらの作品をみなさまにご覧いただけるのは身に余る光栄であり、「絵を観て元気が出た」「シルクロードの色彩に魅せられた」など、ありがたいお言葉の一つ一つが創作の励みにもなっています。同時に、私自身も毎日、自作を眺めることで画業の糧にすべきだと念じております
2010年に開館10周年を迎えるにあたり、この度、公式ホームページを立ち上げました。みなさまのお力添えを支えに、改めてスタート台に立ったつもりで初心にかえってがんばりたいと思っております。今後ともよろしくお願いいたします。 |